裏町人生 2018-05-29 暗い浮世の この裏町を のぞく冷たい こぼれ灯よ なまじかけるな 薄なさけ 夢もわびしい 夜の花 やけにふかした 煙草のけむり 心うつろな おにあざみ まゝよ火の酒 あおろうと 夜の花なら 狂い咲き 霧の深さに かくれて泣いた 夢が一つの 思い出さ 泣いて涙が 枯れたなら 明日の光を 胸に抱く