裏町人生 2018-06-02 都はるみ 裏町人生 暗い浮世の この裏町をのぞく冷たい こぼれ灯よなまじかけるな 薄なさけ夢もわびしい 夜の花やけにふかした 煙草のけむり心うつろな おにあざみまゝよ火の酒 あおろうと夜の花なら 狂い咲き霧の深さに かくれて泣いた夢が一つの 思い出さ泣いて涙が 枯れたなら明日の光を 胸に抱く